こんにちは、シオカゼです。
ルアー釣りを始めると、最初にぶつかる大きな壁が「糸の結び方(ノット)」です。PEラインとリーダーをどう繋ぐのか、ルアーはどう結ぶのか——ここでつまずいて釣りが億劫になる人、けっこう多いと思います。
正直に告白すると、僕は裁縫の玉結びもできないくらい不器用です。それでも、ここで紹介する結び方は長年やってきて、今では無意識に手が動くようになりました。不器用でもできます。
この記事では3つのノットを、写真つきで1ステップずつ解説します。まずは簡単な2つ(電車結び・クリンチノット)から覚えてください。それだけで釣りは成立します。最後に、慣れてきた人向けのFGノットも載せました。
- PEとリーダーを繋ぐ「電車結び」
- リーダーとルアー(スナップ)を繋ぐ「クリンチノット」
不器用な僕にできたので、大丈夫。一緒にやっていきましょう。
なぜノットを覚えないといけないの?
「スナップ付きの仕掛けで直結じゃダメなの?」と思うかもしれません。でも、ノットを覚えるべき理由がちゃんとあります。
それは、高切れ(ラインが途中で切れて、ルアーごと飛んでいくこと)を防ぐためです。
高切れは、結び目の強度不足や、結ぶときにできた糸の傷が原因で起きることが多いです。つまり、雑に結ぶと、いい魚が掛かった瞬間や、キャストした瞬間に、大事なルアーをまるごと失います。
実は僕も、やらかしたことがあります。雑に結んだせいで、買ったばかりの新品ルアーを、記念すべき一投目でロストしました。あのときの悲しさは、今でも忘れられません(泣)。
ルアーは決して安くありません。きちんと結ぶことは、お財布を守ることでもあるんです。だからこそ、最初にここだけは覚えておきましょう。
【結び方①】PEとリーダー|電車結び
まずはPEラインとリーダーを繋ぐ結び方です。強度でいえば「FGノット」が最強なのですが、これは正直むずかしい。初心者はまず「電車結び」で十分です。僕もこの2つを使い分けていますが、電車結びで困ったことはほとんどありません。
電車結びは、「リーダー側」と「PE側」で同じ結びを1回ずつ作って、最後に引き寄せて合体させるだけ。左右対称なので、片方を覚えればもう片方も同じです。順番どおりにやってみてください。
その前に、何と何を結んでいるのかだけ触れておきます。僕が実際に結んでいるのはこの2つです。
PEラインは10mごとに色が変わるものを使っています。どれだけ糸が出たかが目で分かるので、着底やレンジの把握が楽になります。
リーダーはフロロの2号。エギングならこれで足りています。
号数の決め方はPEラインにリーダーは必要?にまとめました。
STEP1|リーダーとPEラインを用意します。まずはそれぞれの「端部側(結ぶために余らせる短い方)」を確認しましょう。

STEP2|リーダーの端部側を、PEラインに沿わせて、PEを包み込むように大きな輪を作ります。

STEP3|リーダーの端を、輪の中でPEラインごと本線に4〜5回巻きつけていきます。

STEP4|巻き終わったら、リーダーの端を引いて軽く絞ります。これでリーダー側の結び目が1つ完成です。

STEP5|次はPEライン側です。今度はPEの端部側を、リーダーに沿わせて同じように輪を作ります。

STEP6|PEの端を、輪の中で本線に4〜5回巻きつけます。リーダー側と同じ動きです。

STEP7|PEの端を引いて軽く絞ります。これでPE側の結び目も完成。左右に1つずつ結び目ができた状態です。

STEP8|ここが仕上げ。左右のPEラインとリーダー(本線どうし)を強く引きます。すると2つの結び目がスルスルと近づき、ピタッと1つに合体します。※締める前に唾で湿らせると、摩擦熱で糸が傷むのを防げます。

STEP9|最後に、余った端の糸(リーダー端・PE端)をハサミでカットしたら完成です。

「電車結び」という名前は、2つの結び目が連結して電車みたいに見えることから来ています。慣れれば数分でできるようになりますよ。
【結び方②】リーダーとルアー|クリンチノット
次に、リーダーとルアー(またはスナップ・スイベル)を繋ぐ結び方です。ここは定番の「クリンチノット」を使います。シンプルで覚えやすく、これ一つ知っておけば困りません。
STEP1|リーダーをルアーのアイ(結ぶ穴)に通します。

STEP2|通した端の糸を、本線に4〜5回くるくると巻きつけます。

STEP3|アイのすぐ近くにできた小さな輪に、端の糸を通します。

STEP4|通したときにできる大きな輪にも、もう一度端を通します。

STEP5|本線をゆっくり引いて、締め込んでいきます。

STEP6|巻いた部分がきれいに揃うように締まればOK。
STEP7|余分な端をカットして完成です。

【結び方③】もっと強くしたい人へ|FGノット
FGノットは、PEラインをリーダーに編み込んで、摩擦の力で固定する「摩擦系ノット」です。特長は3つ。
- 強度が高い:すっぽ抜けにくく、大物とのファイトでも安心
- 結び目が細い:ガイドに引っかからず、キャスト時の抵抗が少ない
- 飛距離が落ちにくい:結び目がガイドをスムーズに通るため
FGノットが活きる場面
電車結びでも普段のエギングは十分戦えます。FGノットが活きるのは——
- ショアジギングなど、フルキャストを繰り返す釣り(結び目がガイドに当たる回数が多い)
- 青物・大型シーバスなど、強い引きの魚を狙うとき
- キャスト切れ(投げた瞬間にラインが切れる)を減らしたいとき
FGノットの手順
STEP1|PEラインをピンと張ります。口にくわえる、または膝や竿に掛けるなどして、PEが張った状態を作るのがすべての土台です。
STEP2|張ったPEに対して、リーダーを交差させます。

STEP3|リーダーの端を、PEの上→下→上→下と交互にくぐらせて編み込んでいきます。目安は10〜15回。編み目が均一になるよう、1回ずつ丁寧に。





STEP4|編み込みが終わったら、PEの端糸とリーダーをまとめて、ハーフヒッチ(ひと結び)で仮止めします。ここで編み込み部分をキュッと締め込みます。
STEP5|PE本線とリーダー端線に対して、ハーフヒッチを交互に5〜6回繰り返して補強します。


STEP6|最後にハーフヒッチを4〜5回重ねた「エンドノット」で止めて、余ったリーダーとPEの端をカットしたら完成です。




FGノットを成功させる3つのコツ
① 家で結んでいく|僕は結びは家でやる派です。釣り場は風で糸がふけて、不器用には本当に難易度が上がります。家で落ち着いて結んでから釣り場に向かえば、貴重な釣り時間も潰れません。
② 締める前に湿らせる|糸は摩擦熱で傷みます。締め込みの前に唾で湿らせるだけで、結束強度がぐっと上がります。FGノットは締め込みが多いので、特に効きます。
③ 完璧を目指さない|最初は誰でも失敗します。編み込みがガタガタでも、すっぽ抜けなければ実戦では十分。数をこなせば、手が勝手に覚えます。趣味の力ってすごいんです。
難しければ、電車結びで十分です
何度やってもうまくいかない…という人は、無理せず電車結びから始めてください。僕も長年、電車結びで困ったことはほとんどありません。「FGは慣れてから」で全然大丈夫です。
ラインとリーダーの選び方は、エギングPEライン・リーダーのおすすめにまとめています。
FGノットのよくある質問
Q. 編み込みは何回やればいいですか?
A. 10〜15回が目安です。少なすぎるとすっぽ抜けやすく、多すぎても結び目が長くなるだけ。回数より「1回ずつ均一に、緩まないように」編むことの方が大事です。
Q. 結ぶのにどのくらい時間がかかりますか?
A. 最初は10分以上かかると思ってください(僕もそうでした)。でも安心してほしいのは、これは確実に速くなるということ。慣れれば数分で結べるようになります。だからこそ、時間を気にしなくていい「家での練習」がおすすめなんです。
Q. 結んだのにすっぽ抜けます。原因は?
A. よくある原因は3つ。①編み込みが緩い(1回ごとに締めながら編む)、②締め込み時に湿らせていない(摩擦熱で糸が傷んでいる)、③仕上げのハーフヒッチが少ない(5〜6回はしっかり)。特に①が大半です。編み込み部分がガタガタだと感じたら、面倒でも最初からやり直す方が結局早いです。
Q. FGノットを覚えたら電車結びは不要ですか?
A. いいえ、使い分けが便利です。僕は時間のある時はFG、釣り場でサッと結び直したい時は電車結び、という感じで両方使っています。状況で選べるのが一番強いです。
不器用な僕がたどり着いた3つのコツ
最後に、僕のような不器用な人でもノットと付き合っていくためのコツを紹介します。
① 結びは家でやる
僕は、リーダーを結ぶのは家でやる派です。釣り場でやるのは正直苦手。風が吹くと糸がふけて(風で糸が流れて)、不器用な僕はものすごく時間がかかってしまうんです。家で落ち着いて結んでから釣り場に向かえば、貴重な釣り時間を糸結びで潰さずに済みます。
② 締める前に湿らせる
PEラインは、締めるときの摩擦熱で傷みます。唾でもいいので湿らせてから締めるだけで、結び目の強度がぐっと上がります。ひと手間ですが、これで高切れが減ります。
③ 完璧じゃなくていい。数をこなせば手が覚える
冒頭で書いたとおり、僕は玉結びもできないほど不器用です。それでも、釣りの糸結びだけは長年やってきたら、無意識にできるようになりました。
趣味の力ってすごいんです。好きなことなら、体が勝手に覚えていきます。最初はこの記事を見ながらで大丈夫。何度もやっているうちに、必ず慣れてきます。焦らずいきましょう。
まとめ
- ノットを覚えるのは、高切れ=ルアーロストを防ぐため(雑な結びは一投目ロストの元)
- PEとリーダーは、まず電車結びでOK(左右で同じ結びを1回ずつ→引き寄せて合体)
- リーダーとルアーは、定番のクリンチノット一つで困らない
- 締める前に湿らせると強度が上がる
- 結びは家で落ち着いてやると失敗しにくい
- 不器用でも、数をこなせば手が覚える。完璧を目指さなくて大丈夫
糸の結び方は、一度覚えてしまえば一生モノのスキルです。この夏、ぜひマスターして、大事なルアーと大物を守ってあげてください。
それでは、よい釣りを。シオカゼでした🎣
あわせて読みたい:エギングPEライン・リーダーのおすすめ / キャストと巻き方の基本
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