釣り中に地震が来たら|津波から命を守る行動と日頃の備え【保存版】

安全・ルール・マナー

こんにちは、長崎の海で釣りをしているシオカゼです。

今日(2026年7月28日)、熊本で最大震度7(マグニチュード7.1)の大きな地震が起きました。被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。

僕は仕事中でした。緊急地震速報が鳴った直後、長崎でも横に大きく揺れました。僕のいた場所は震度4。それでも身構えるほどの揺れで——震度7の揺れがどれほどのものか、想像もつきません

同じ九州の海に立つ者として、考えさせられました。「もし釣りの最中に地震が来たら、自分は正しく動けるだろうか」。釣り場は海のすぐそば。地震で一番怖いのは津波です。忘れないうちに、釣り人としての備えと行動をまとめておきます。

結論:迷ったら「高い場所へ」。道具は捨てていい

先に一番大事なことを言います。揺れを感じたら釣りを中断して、海から離れ、高い場所へ。これだけです。

タックルやクーラーを片付けたくなりますが、道具は買い直せます。命は買い直せません。「荷物は捨てて逃げる」を、揺れる前の今、決めておいてください。

揺れを感じた瞬間にやること

  • まず転ばない:磯やテトラの上なら低い姿勢をとり、揺れが収まるのを待つ(揺れの最中に走ると転落します)
  • 崖や斜面から離れる:磯場では落石・崖崩れの危険があります
  • 揺れが収まったら、すぐ移動の準備:竿は置いていい。まず自分の逃げ道を確保

津波は「揺れが小さかったから大丈夫」がない

津波の怖さは、揺れの大きさと津波の大きさが比例しないことです。小さくてもゆっくり長く揺れる地震のあとに、大きな津波が来ることがあります。今回の地震でも、津波への警戒が呼びかけられました。

  • 警報を待たずに逃げ始める:スマホの緊急速報が鳴ってからでは遅い場合があります
  • 津波注意報でも海から離れる:「注意報だから大丈夫」ではありません。釣り人は海の最前列にいます
  • 第一波が最大とは限らない:一度引いても戻らない。忘れ物を取りに行かない
  • より高く:「ここまで来ないだろう」ではなく、行ける一番高い場所へ

場所別|どこへ、どう逃げるか

堤防・漁港

すぐに陸へ上がり、海岸から離れて高台へ。渋滞に巻き込まれそうなら車を捨てて徒歩で。地震後は地面の段差やひび割れにも注意してください。

地磯

磯は逃げ場が限られます。だからこそ、釣り始める前に「どこへ登れるか」を確認しておくのが一番の備えです。揺れの後は落石にも警戒を。

沖磯・渡船

沖磯は自力で戻れません。船長に連絡し、迎えを待つ間はその磯で一番高い場所へ。ライフジャケットは絶対に脱がないでください。渡船店は地元の海のプロなので、指示があればそれに従うのが確実です(沖磯の基本は渡船デビュー入門にまとめています)。

テトラの上

テトラは揺れでずれたり、隙間に落ちたりする危険があります。揺れが収まったらすぐに降りて、陸側へ移動してください。

日頃の備え|釣り人版・防災チェック

  • 釣行前に避難場所と高台を地図で確認:初場所ほど必須。「逃げ道を知ってから竿を出す」
  • 家族に釣行場所と帰宅予定を伝えておく:万一のとき、捜索の手がかりになります
  • スマホの緊急速報をONに+モバイルバッテリー携行
  • ライフジャケットは常時着用:津波・落水、すべての保険です(安全装備のまとめはこちら
  • 笛(ホイッスル):ライジャケ付属のものでOK。声より遠くまで届きます
  • 磯では「満ち潮で帰れなくなる」事故にも注意:入る前に潮位の確認を(僕の失敗談は下記)
  • 車のガソリンは半分を切らさない:帰宅困難への備え

地震だけじゃない|僕が海で「怖い」と感じた話

自然の怖さは、地震だけではありません。僕自身、海で本気で恐怖を感じた経験があります。

潮が満ちて、帰り道が消えた

大潮の日、干潮のタイミングで磯に入りました。「途中で切り上げて帰ればいい」と軽く考えていたのですが、釣りをしているうちに潮が満ち、入ってきた道が海に沈んで帰れなくなりました。しかもその日は波も高く、実際に波を被りました。あのときの恐怖は、今でもはっきり覚えています。

大潮は潮がよく動く「釣れる日」ですが、潮位の変化が一番大きい日でもあります。磯に入る前に「満ちても帰れるか」を必ず確認してください(潮位とタイドグラフの読み方はこちら)。

雷は「1回鳴ったら即終了」

僕は雷で怖い思いをしたことがありません。理由はシンプルで、雷鳴が1回聞こえた時点で、即座に釣りをやめると決めているからです。

注意したいのは片付けです。のんびり道具をしまっていると、雷雲はあっという間に近づいてきます。片付けは最小限にして、まず車や建物へ。カーボンロッドは電気を通しやすく、開けた海辺で長い竿を掲げるのはそれだけで危険です。

まとめ|魚は逃げても、また会える

釣りは自然の中の遊びです。自然が牙をむいたときは、ためらわず逃げるのが釣り人の実力だと思います。

道具を置いて逃げても、魚を逃しても、また来ればいい。命さえあれば、海はいつでも待ってくれています

※この記事は釣り人向けの一般的な心得です。最新の防災情報は、気象庁や各自治体の発表を必ず確認してください。

それでは、安全に、よい釣りを。シオカゼでした🎣

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