エソは食べられる|かまぼこにしたら絶品だった話と、下処理のコツ

エソのかまぼこ|エソは食べられる 下処理とレシピ 釣り魚レシピ

ルアーを投げていると、必ずと言っていいほど釣れてくる魚がいます。エソです。

ルアーで釣れたエソ
ルアーによく釣れるエソ。細長い体と鋭い歯が特徴です

細長い体に、鋭い歯。上がってきた瞬間に「あぁ…」と声が出る、いわゆる外道の代表格です。多くの人がリリースします。

でも僕は、あるとき持ち帰ってかまぼこにしてみました。結論から言うと——とてもおいしかったです

この記事では、エソが本当に食べられるのかどう処理すればいいのか、そしてフードプロセッサーなしで作った手順を書きます。

エソは「かまぼこの原料」です

意外に思われるかもしれませんが、エソはかまぼこや練り物の原料として知られる魚です。

外道扱いされていますが、それは刺身や焼き魚に向かないからであって、味が悪いからではありません。練り物にしたときの味は、本物です

市販のかまぼこや天ぷら(薩摩揚げ)に使われていると聞けば、「食べられない魚ではない」ことは分かってもらえると思います。

⚠️ 正直に|下処理はかなり大変です

先に、いちばん大事なことを書きます。

エソの下処理は、はっきり言って大変です。「気軽に持ち帰って料理してみよう」という感じではありません。

理由は2つあります。

① 内臓がとても臭い

これがかなりきついです。

そのまま持ち帰って家で捌こうとすると、台所が大変なことになります。だから僕は釣った直後に内臓を抜くようにしています。

現場で処理してしまえば、家に持ち込む臭いはかなり減ります。これは絶対にやったほうがいいです。

🚨 ただし、抜いた内臓を海に捨てないでください

ここは絶対に守ってください。釣り場で内臓を抜くのはいいですが、それを海や地面に捨ててはいけません。

必ずビニール袋に入れて、ゴミとして持ち帰ります

捨てられた内臓がどうなるか、想像してみてください。

  • 強烈な臭いが残る。次に来た人が不快な思いをします
  • カラスやカモメが寄ってきます。フンや騒ぎの原因になります
  • 見た目が最悪です。釣り人以外の人も、その場所を使っています

こういうことが積み重なって、実際に釣り禁止になった場所があります。1人が捨てた内臓が、その場所全体を閉ざすことにつながります。

僕は袋を多めに持っていくようにしています。エソを何匹も処理するなら、袋は絶対に足りなくなります。

釣り場のマナーについては釣り場のゴミ・マナー問題|このままでは釣り禁止が増えるにまとめています。

② 小骨が多い

エソは小骨が多い魚みたいです。だから普通に切り身にして焼いても、骨が気になって食べにくい。

練り物にするのは、この小骨ごとすり潰してしまうためです。かまぼこの原料になっているのには、ちゃんと理由があります。

フードプロセッサーなしで作った手順

うちにはフードプロセッサーがありません。それでも作れたので、同じ環境の方の参考になればと思って手順を書いておきます。

  1. 内臓をすぐ抜く(とにかく臭いので、釣り場で)
  2. 三枚におろして身を取る(皮も剥ぐ)
  3. 包丁とまな板で叩いて、ミンチ状にする
  4. すり鉢でさらに細かくすり潰す
  5. 野菜と調味料を加えて混ぜる
  6. 油で揚げる

③と④がすべてです

正直に言うと、③と④が完全に手作業なので、ここがいちばん時間のかかるところです。

包丁で叩いて、すり鉢で潰す。ひたすらこれの繰り返しです。フードプロセッサーがあれば一瞬で終わる工程を、腕でやることになります。

でも、この工程を経て揚がったものは、市販の練り物とは比べものにならないくらいおいしく仕上がりました

手間はかかりますが、その価値はありました。

正直、フードプロセッサーがあれば一瞬だと思います

ここまで「なくても作れる」と書いてきましたが、あったほうが圧倒的に楽なのは間違いありません。

③の「包丁で叩く」と④の「すり鉢で潰す」は、機械なら数十秒で終わる工程です。それを腕でやるから時間がかかります。

探してみると、すり身に対応したフードプロセッサーがありました。刻む・混ぜる・ミンチ・ペースト・すり身と、1台で何役もこなすタイプです。

⚠️ ただし、僕はまだ買っていません。使用感は分からないので、「良さそうだな」と思っている段階です。

もしエソを毎回持ち帰るつもりなら、こういう道具があると続けやすいと思います。逆に年に1回しかやらないなら、手作業でも十分です。

皮は必ず剥いでください

手順の②に「皮も剥ぐ」と書きました。ここは省略しないほうがいいです。

皮が残っていると、すり身にしたときにすりつぶせず口当たりが悪くなります。せっかく叩いて潰した意味が薄れてしまいます。

どのくらい釣れるのか|3回で20匹以上

参考までに、僕がエソをかまぼこにしたときの釣果を書いておきます。

お盆休みに3回釣りに行って、エソが20匹以上釣れました。狙っていたのはキジハタや青物です。エソは完全に外道でした。

これだけ釣れると、逆にもったいなく感じます。毎回リリースしていたものが、実は食べられる魚だったわけです。

その日の釣行の様子は【佐賀・長崎】お盆の釣行3回まとめに書いています。

エソが釣れたら、一度は持ち帰ってみてほしい

「またエソか」と思ったとき、1匹だけ持ち帰ってみるのはどうでしょうか。

20匹全部を処理するのは大変ですが、数匹なら現実的です。味を知ってから、次にどうするか決めればいいと思います。

持ち帰るなら、その場で内臓を抜くことだけは忘れずに。ここをサボると、家に着いた時点で心が折れます。

冷やし方は釣った魚の持ち帰り方にまとめています。

まとめ

  • エソはかまぼこ・練り物の原料。食べられない魚ではない
  • 外道扱いされるのは刺身や焼き魚に向かないから
  • 内臓がとても臭い。釣った直後に現場で抜くこと
  • 小骨が多いので、すり潰して練り物にするのが正解
  • 手順は内臓を抜く → 三枚おろし(皮も剥ぐ)→ 包丁で叩く → すり鉢で潰す → 野菜と調味料 → 揚げる
  • フードプロセッサーがなくても作れる。ただし叩く・潰すが重労働
  • 味は市販の練り物とは比べものにならないおいしさだった

外道と呼ばれる魚でも、正しく処理すればごちそうになります。エソはその代表だと思います。

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