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こんにちは、シオカゼです。
僕は釣りにバイクで行きます。相棒は父のカブです。
バイクで釣りに行くと決めたとき、いちばん悩むのは荷物をどう積むかだと思います。竿は? クーラーボックスは? タモは? 積めるわけがない、と思う人も多いはずです。
結論から言うと、積むものを減らせば成立します。僕はクーラーボックスを持っていきません。この記事では、実際にやっている積載と装備、そして季節ごとの現実を書きます。
なぜバイクなのか|車では入れない道がある
いちばん大きい理由はこれです。車では入れない狭い道に入っていける。

海沿いには、車では通れない細い道の先にある釣り場がいくつもあります。バイクなら、そこまで入っていけます。人が少ないポイントに立てるというのは、それだけで大きなアドバンテージです。
実際、お盆に通った佐賀の地磯も、バイクでしか行けない場所でした。
理由はもう2つあります。
- 駐車場の問題がない … 釣り場周辺の駐車スペースは、車だと本当に困ります。バイクなら停める場所に困りません
- 気楽さ … 思い立ったら出られる。この身軽さが、結局いちばん効いています
釣行回数を増やしたいなら、「出かけるまでのハードルを下げる」のがいちばん確実です。バイクはそこに効きます。
相棒はカブ+リアボックス
使っているのはカブです。リアボックスを付けてあります。
大型バイクである必要はまったくありません。というより、釣りに関してはカブのような実用車のほうが向いています。細い道に入りやすく、燃費もよく、気を使わずに停められるからです。ミッション車では畦道の運転が危険です。
そしてリアボックスが積載のすべてを解決します。ここに入るかどうかで道具を選ぶ、という考え方になります。

積載のすべて|何をどこに載せるか
僕の積み方はこうです。
- ロッドとタックルバッグ → リアボックスの中
- タモ → 肩掛け
- ライフジャケット → 腰巻きタイプを着用
- クーラーボックス → 持たない(保冷バッグで代用)
ロッドは「肩にかける」より「箱に入れる」
ロッドは肩にかけて走ることもできます。ただ、パックロッドならリアボックスに入ります。そして箱に入れてしまったほうが、移動は圧倒的に楽です。
肩にかけると、風を受けるし、体をひねったときに気を使います。荷物は身につけるより、車体に載せたほうがいい——これはバイク釣行の基本だと思っています。
だからロッド選びの基準は「リアボックスに入るか」です。ロッドの種類そのものではありません。パックロッドについてはパックロッドのすすめ|電車・バイク・飛行機でも身軽に釣りへに書きました。
パックロッドなら確実に収まるので強くおすすめします。ただ「パックロッドでなければダメ」という話ではありません。
正直に書くと、2ピースのロッドはリアボックスにはまず入りません。1本あたりの長さがありすぎるからです。
その場合は肩掛けのケース、またはロッドベルトを使ってください。背負うか肩に掛ける形にすれば、2ピースでもバイク釣行は普通にできます。前に書いたとおり、大事なのは両手が空いていることなので、そこさえ確保できれば地磯も歩けます。
ロッドベルトはこういうものです。これがあれば、モバイルパックでも2本つなぎのロッドでも肩に掛けられます。
専用ケース付きのロッドを買い直すより、ベルトを1本足すほうが圧倒的に安く済みます。まずはここから試してみてください。
つまり「パックロッドなら箱に入れる」「2ピースなら背負う」という違いです。買い替えなくても始められます。まずは今ある竿で1回行ってみるのがいちばんです。
タモは肩掛け、ライフジャケットは腰巻き
タモだけはリアボックスに入らないので肩掛けです。ここは割り切っています。短いタモ柄もあるのでバイク釣行が多い場合はお勧めです。
ちなみに僕が今使っている柄は、ダイワの5mのものです。ネット(頭)を付け替えられるので、狙う魚に合わせて使い分けています。
バイクに積むことだけを考えれば長すぎるのですが、堤防でも地磯でも1本でこなせるので、結局これを担いで行くことが多いです。
ここで短い柄という選択肢が出てきます。理由は、僕がバイクで行くのは堤防ではなく地磯が多いからです。
地磯は岩場を歩いて移動します。そこに長いタモ柄を持っていくと、取り回しが悪くて確実に邪魔になります。堤防なら長いほうが便利ですが、地磯では短くてコンパクトなほうが、持ち運びが圧倒的に楽なはずです。
正直に書くと、これは僕自身がまだ使っていません。ただ、バイクで地磯に通うならこの方向が正しいはずだ、と思って挙げています。
そして組み合わせるネットが大事です。柄を短くしても、ネットがかさばると意味がありません。
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これが僕の普段の相棒です。バイク釣行との相性もいい。ネット・ジョイントが最初から一体になっていて、軽くてランガン(歩き回る釣り)に最高。2千円台と安いのも助かります。ただし大きい魚には向きませんので、良型狙いの日は大きめのネットを付け替えて持って行きます。
短い柄+軽いランガンネット。この組み合わせなら、肩に掛けたまま走っても負担が小さいはずです。柄を短くするかどうかは好みが分かれるところですが、バイクで通う頻度が高いなら検討する価値はあると思います。タモの選び方そのものはタモ網(ランディングネット)の選び方に詳しく書いています。
ライフジャケットは腰巻きタイプを使っています。かさばらないので、そのまま着て走れます。ベストタイプだと積載もライディングも面倒になるので、バイク釣行とは相性がよくありません。
腰巻きを選ぶなら自動膨張式にしてください。落水したときに自分で操作できるとは限らないからです。
僕が使っているのはこれです。自動と手動、どちらでも作動する2Wayタイプを選びました。
ひとつ正直に書いておきます。これには桜マーク(国土交通省の型式承認)が付いていません。
桜マークが必要になるのは船に乗るときです。遊漁船やボートでは、これがないと法律上そもそも認められません。一方で堤防や地磯からの釣りには、法的な義務はありません。僕は船に乗らないので、桜マークなしのものを使っています。
ただし、いずれ遊漁船や渡船に乗る可能性があるなら、最初から桜マーク付きを選んでおくほうが得です。買い直しになりません。桜マーク付きのモデルは釣りの服装と安全装備|ライフジャケット・靴・帽子の必要性で紹介しています。
そのうえで、バイク釣行で腰巻きが効くのは着たまま走れるからです。ベストタイプだと、脱いで積んで、着てを毎回やることになります。その一手間が、結局「今日はいいか」につながってしまいます。
とはいえ、ベストタイプも持っています。バイクでは使いませんが、沖磯に渡るときなど、しっかりした浮力がほしい場面ではこちらです。
年式が違うので細かい仕様は少し違いますが、僕が使っているのはほぼこれです。
⚠️ 安全性で言えば、断然ベストです
ここははっきり書いておきます。安全性で比べるなら、ベストタイプのほうが上です。
理由は構造の違いです。ベストは素材そのものに浮力があります。一方、腰巻きの自動膨張式は膨らんで浮き輪になるものです。
つまり膨らまなければ、ただのベルトです。しかも磯では、牡蠣殻のような尖ったものに当たると、しぼんで機能を失うことがあります。地磯や沖磯は、まさにそういうものだらけの場所です。
僕はそれを承知のうえで、バイクの日は腰巻きを使っています。着たまま走れる手軽さが、結局「行く回数」につながるからです。ただこれは安全性と手軽さを天秤にかけた結果であって、「腰巻きのほうが良い」という意味ではありません。
迷っているならベストを選んでください。とくに磯に入るなら、そのほうが確実です。バイクでの積載は多少面倒になりますが、浮力材は穴が開いても浮きます。この差は大きいです。
沖磯に行く場合の装備は【長崎】沖磯・渡船デビュー入門にまとめました。
道具そのものの選び方はタモ網の選び方と釣りの服装と安全装備にまとめています。
クーラーボックスは持たない|保冷バッグと短時間釣行で解決する
ここがバイク釣行で最大の壁だと思います。クーラーボックスが積めない。
僕の答えはシンプルで、持っていきません。代わりに保冷バッグを使っています。
「それで魚が持つのか」と思われるかもしれません。ここが大事なところで、道具ではなく釣り方で解決しています。
僕のバイク釣行は短時間勝負です。朝、日が出るまでが勝負。そこで切り上げて帰ります。
気温が上がる前に帰宅するので、保冷バッグで十分足ります。長時間粘るスタイルなら成立しませんが、そもそもバイク釣行と長時間釣行は相性がよくありません。積載の制限に、釣り方を合わせるのが正解だと思っています。
この考え方は会社員の短時間釣行術|朝マズメ・仕事帰りでも釣果を出すコツにも通じます。時合いだけ狙うなら、そもそも長居する必要がありません。
もちろん、大物を持ち帰る予定がある日や、真夏に長く釣る日は車を選びます。使い分けです。魚の持ち帰り方そのものは釣った魚の持ち帰り方|氷締めと血抜きのやり方を参考にしてください。
季節ごとの現実|夏は最高、冬は装備勝負、雨は諦める
夏|バイク釣行がいちばん気持ちいい季節
夏は文句なしにいいです。朝の涼しい時間に走って、日が出る前に釣って、暑くなる前に帰る。この流れが本当に気持ちいい。
走っている間は風で涼めるので、車より快適なくらいです。
冬|寒い。でも「動きやすさ」は捨てない
正直に言うと、冬は寒いです。ここは誤魔化せません。
やっているのは完全装備です。ネックウォーマー、パッチ(インナータイツ)、そして厚着。できるだけの対策をします。
ただし1つだけ気をつけていることがあります。着込みすぎて動きにくくならないようにすることです。
釣りは体を動かします。キャストして、歩いて、足場を移動する。着膨れして動きが鈍ると、釣りそのものが下手になりますし、足場の悪い場所では危険にもなります。「暖かさ」と「動きやすさ」の両立が、冬のバイク釣行のテーマです。
雨|これはもう、しゃーない
雨は諦めます。
バイクで雨の中を走って釣りをするのは、快適でも安全でもありません。天気が崩れる日は行かない。それだけです。
潔く割り切ったほうが、結果的に釣行の満足度は上がります。行く日を選べるのも、身軽さの効能だと思っています。
バイク釣行が向いている人・向いていない人
- ✅ 向いている:短時間で切り上げる人/人の少ないポイントに行きたい人/思い立ったらすぐ出たい人/駐車場に困っている人
- ❌ 向いていない:一日中粘りたい人/大量に持ち帰りたい人/ファミリーで行く人/道具をたくさん持ちたい人
どちらが優れているという話ではありません。車とバイクを使い分けるのがいちばん現実的です。僕も、大物狙いで長く釣る日は車で行きます。
まとめ|積めないなら、積まなくていい
- 車では入れない狭い道の先に行けるのが最大の利点。駐車場問題からも解放される
- カブ+リアボックスで十分。大型バイクである必要はない
- パックロッドなら箱に入れる、2ピースなら背負う。買い替えなくても始められる
- タモは肩掛け、ライフジャケットは腰巻き
- クーラーボックスは持たない。保冷バッグ+朝の短時間で切り上げることで解決する
- 夏は最高。冬は暖かさと動きやすさの両立がテーマ。雨は諦める
バイク釣行のコツは、道具を工夫して全部積むことではありません。積めないものは持たない、そのぶん釣り方を変える。この割り切りができると、一気に楽になります。
そして何より、出かけるまでのハードルが下がります。釣りは行った回数がそのまま経験値になる遊びなので、これがいちばんの効果かもしれません。
それでは、よい釣りを。シオカゼでした🎣
長崎で釣りを始める方へ
道具のそろえ方から釣り場選び、魚種別の始め方まで、順番に読める入口ページをまとめています。これから始める方はこちらからどうぞ。





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