陸から25cmくらいのマダイが釣れました。刺身にするには小さいし、三枚おろしにしても身はほんの少しです。
そこで僕がやったのは、ウロコも取らず、おろしもせず、内臓だけ出して丸ごと塩焼きでした。
手抜きに聞こえるかもしれません。でも、小さいマダイにはこれが一番合っていると思います。理由も含めて書いていきます。
小さいマダイは、無理に捌かなくていい
マダイのウロコは硬くて、しかもよく飛びます。25cmの魚のために台所じゅうにウロコを散らかすのは、正直わりに合いません。
三枚おろしにしても、25cmだと片身は手のひらほど。刺身にすれば数切れで終わりです。
それなら丸ごと焼いて、身をほぐして食べた方が量も食べられるし、片付けも楽です。
やったこと|内臓を出すだけ
作業はこれだけです。
- 腹を開いて内臓を出す
- 中を水で洗って、水気を拭く
- 塩をふって焼く
ウロコは付けたままです。取っていません。
エラも、気になるようであれば一緒に取っておくといいと思います。僕は内臓を出すときに一緒に処理しています。
なぜウロコを取らないのか|焼いたあと、皮ごとめくれるから
ここが一番のポイントです。
ウロコを付けたまま焼くと、食べるときに皮とウロコが一緒にペロッとめくれます。中からきれいな白身が出てくるので、身を食べるのに何の問題もありません。
むしろウロコと皮が「フタ」の役割をしてくれるので、身の水分が逃げにくいという利点もあります。
ウロコを取る手間がなくなって、味も落ちない。小さい魚なら、これで十分だと思っています。
焼き上がりがこれです

正直に言うと、少し焼きすぎました。皮が黒くなっているところがあります。
ただ、さっき書いたとおり皮は剥いで食べるので、中の身には影響ありませんでした。多少焦げても慌てなくて大丈夫です。
ウロコごと焼くと表面が硬くなるぶん、火加減は少し弱めでもいいかもしれません。次はもう少し丁寧に焼いてみます。
味|家族には好評でした
先に正直に書いておきます。この魚は家族に食べてもらったので、僕自身は口にしていません。
家族の感想は「おいしい」でした。身はきれいにほぐれて、パサつくこともなかったそうです。
25cmという小ささを心配していましたが、塩焼きにすれば十分に食べ応えがあったようです。
マダイは、サイズで味が変わります
これまでマダイを何匹か食べてきて感じているのは、大きければ美味しい、というわけではないということです。
| サイズ | 僕の感覚 |
|---|---|
| 25cm前後 | 身は少ないが、塩焼きなら十分おいしい |
| 50cm台 | いちばん脂が乗っていて美味しい |
| それ以上 | 身がパサパサしてくる感じがある |
僕の中でのベストは50cm台です。脂の乗りがちょうどよくて、刺身にしても焼いても間違いがありません。
逆に大きすぎるマダイは、身がパサついて感じることがあります。大物ほど嬉しいのは間違いないのですが、味だけで言えば中型が一番だと思っています。
ですので、25cmが釣れても「小さいからハズレ」ではありません。サイズに合った食べ方をすればいいだけの話です。
寄生虫はいませんでした
今回のマダイには、寄生虫は見当たりませんでした。
ただ、いなかったのはこの1匹の話です。魚を捌くときの寄生虫の見分け方は釣った魚の寄生虫の記事にまとめているので、心配な方はそちらも読んでみてください。
なお今回は加熱して食べているので、その点でも安心度は高いです。生で食べるときほど神経質にならなくて大丈夫です。
⚠️ 持ち帰る前に、地元のルールを確認してください
小さい魚を持ち帰るときに、ひとつ気をつけたいことがあります。
魚の大きさや獲っていい時期は、都道府県ごとの「漁業調整規則」で決められています。マダイについても、一定の大きさ以下は獲ってはいけないと定めている地域があります。
数字は県によって違い、同じ県でも海域や時期で変わることがあります。「何cm以上ならOK」と全国共通で言えるものではありません。
お住まいの県のホームページで「◯◯県 漁業調整規則」と検索すれば確認できます。釣りに行く前に一度目を通しておくと安心です。
その日のうちに食べるのが一番
このマダイは、釣ったその日に塩焼きにして食べています。
小型の魚は身が薄いぶん、寝かせて旨味を出すより、鮮度のいいうちに火を通した方がおいしいと感じます。
持ち帰り方については釣った魚の持ち帰り方にまとめています。氷の扱い方ひとつで、家に着いたときの状態がかなり変わります。
よくある疑問
Q. ウロコを取らないと、身がウロコ臭くなりませんか?
A. なりませんでした。皮とウロコをまとめて剥いでから身を食べるので、身に直接触れないためだと思います。焼いている間もにおいで気になることはありませんでした。
Q. 刺身では食べられないのですか?
A. 食べられないことはありませんが、25cmだと身がごくわずかです。ウロコを取って三枚におろして皮を引いて、という手間に対して、出てくるのは数切れです。僕はその手間に見合わないと感じたので、塩焼きにしました。
Q. 25cmは小さすぎるので、逃がした方がいいですか?
A. まずは地元のルールを確認してください。ルール上問題がなく、持ち帰って食べきれるなら、丁寧に食べてあげるのが一番だと思っています。中途半端に持ち帰って余らせるくらいなら、逃がした方がいいです。
Q. 焦げてしまったら失敗ですか?
A. 気にしなくて大丈夫です。皮は剥いで捨てる部分なので、多少黒くなっても中の身はきれいです。僕も今回は少し焼きすぎましたが、問題なく食べてもらえました。
まとめ
- 25cmのマダイは、ウロコを取らず、おろさず、内臓だけ出して塩焼きにした
- ウロコを残すと食べるとき皮ごとめくれるので、身はきれいに食べられる
- 少し焼きすぎたが、皮を剥ぐので中の身は問題なし
- 味は家族に好評(僕自身は食べていません)
- マダイは50cm台が一番脂が乗って美味しい。大きすぎるとパサつく
- 寄生虫は見当たらなかった
- 釣ったその日に食べた
小さいマダイが釣れると「どうしよう」と思いがちですが、丸ごと焼けば済みます。手間をかけないことが、そのまま正解になるのがこのサイズの良いところです。
ちなみにこのマダイは、メタルジグにラバースカートを付けた自作ルアーで釣れたものです。陸からマダイを狙う方法はショアラバ(キャスラバ)で真鯛を狙うに書いています。



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