オニカサゴの捌き方|毒ヒレの処理から刺身・唐揚げまで【閲覧注意】

ロックフィッシュ

先日の釣行で釣った27cmのオニカサゴ(その日の釣行記はこちら)を、家で捌いて食べました。オニカサゴは毒を持つ魚ですが、正しく処理すれば、刺身も唐揚げも絶品の高級魚です。この記事では、毒ヒレの処理から三枚おろし、食べ方までを順番に紹介します。オニカサゴは岩礁帯にすむ根魚で、ゴツゴツした見た目ながら、身は透明感のある上品な白身。料亭でも使われる高級魚です。

【閲覧注意】この記事には、魚の内臓(はらわた)の説明が含まれます。苦手な方はご注意ください。

用意する道具

特別な道具は要りません。家にあるものでだいたい足ります。

・キッチンバサミ(毒ヒレを切る/丈夫なもの)
・出刃包丁(なければ普通の包丁でもOK)
・ウロコ取り(包丁の背、ペットボトルの蓋でも代用可)
・まな板、キッチンペーパー

毒ヒレを切るハサミは、頑丈なものがあると安全で確実です。普段の料理用とは別に、釣り用の丈夫なハサミを1本持っておくと便利です。

① まずは毒ヒレを切る|ここが最重要

オニカサゴは、背びれなどのトゲに毒があります。素手で握らず、まずは安全のために、ハサミで毒のあるヒレをすべて切り落とします。背びれ・胸びれ・尻びれなど、トゲのあるヒレは念のため全部処理しておくと安心です。ヒレのトゲは硬いので、軍手をすると、より安全に作業できます。

死んでいても毒は残るので、捌く前に必ず先に切っておきましょう(毒魚については 釣りで気をつけたい危険な魚 にまとめています)。

② ウロコを取る

次に、ウロコを落とします。ウロコ取り、または包丁の背を使って、尾から頭に向かってこすり、全体のウロコをきれいに剥がします。

ウロコは飛び散るので、シンクの中や、大きめのビニール袋の中で作業すると、あと片付けがぐっと楽になります。

③ 内臓を取り出す

手順はこうです。
お腹側、肛門のあたりから、エラの下まで包丁で切り込みを入れます。

次に、肛門側の端を指で引き剥がす。

エラを切って外します。

そして、エラのほうから内臓をまとめて引っ張ると、ハラワタを一気に全部引き抜くことができます。

ちなみにこのオニカサゴ、胃袋にタコを丸のみしていました!カニや小魚はよく入っているが、タコが入っていたのは初めてでびっくりしました。

最後に、お腹の中に残った血合いや汚れを、水でしっかり洗い流せば下処理は完了です。ここを丁寧にやると、臭みが出ずに美味しく仕上がります。キッチンペーパーで水気を拭き取っておきましょう。血合いが残ると臭みのもとになるので、歯ブラシでこするときれいに落とせます。

④ 三枚におろす

頭と胴を断ち切って分けたら、胴を三枚におろします。中骨に沿って包丁を入れ、身を2枚と中骨に分けるのが三枚おろしです。

さらに、皮を剥いで、腹骨を削ぎ落とせば、きれいな身の完成。

これで「アラ(頭・中骨)」と「身」に分かれました。初めてでも、中骨に沿って刃をゆっくり滑らせれば大丈夫です。多少身が残っても、アラとして美味しく食べられます。中骨に残った身は、あら汁にしても無駄になりません。

⑤ 食べ方|刺身・唐揚げ・皮ポン酢

オニカサゴは、捨てるところが少ないのが嬉しい魚。今回はこんなふうに食べました。

:刺身に。淡白で上品な白身で、コリッとした食感が最高です。少し寝かせると、旨味がより濃くなります。

↑釣りたての刺身

アラ(頭・中骨):唐揚げに。食べやすく切って塩を振り、片栗粉をまぶして揚げると、香ばしくて骨まわりの身まで楽しめます。

:湯引きして皮ポン酢に。熱湯にさっとくぐらせて氷水で締め、細く切ってポン酢でいただきます。コラーゲンたっぷりです。

頭やアラは、唐揚げのほかに、味噌汁や煮付けにしても良い出汁が出て絶品です。淡白な白身なので、和洋どちらの料理にも合います。鍋に入れれば、上品な出汁が出て、寒い時期にぴったりです。

ちなみに、胃袋も一緒に湯引きして食べてみたのですが…これは正直、僕には食べられませんでした(笑)。何事も挑戦、ということで。

まとめ|毒さえ処理すれば、最高の食材

オニカサゴは、毒ヒレさえ最初に処理してしまえば、あとは普通の魚と同じように捌けます。刺身・唐揚げ・皮ポン酢と、一匹を余すところなく楽しめる、本当に美味しい魚です。毒という個性さえ乗り越えれば、釣り人ならではのごちそうになります。

釣ったときは毒に注意しつつ、持ち帰ったら安全に下処理して、ぜひ味わってみてください(アオリイカの捌き方は アオリイカの締め方・捌き方 にまとめています)。自分で釣った魚を自分で捌いて食べるのは、釣りの大きな楽しみのひとつです。

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