こんにちは、シオカゼです。
「エギングを始めるなら、いつがいいですか?」と聞かれたら、僕は迷わずこう答えます。秋です。
秋(9〜11月)は、その年に生まれたアオリイカ「新子(しんこ)」が数多く釣れる季節。好奇心旺盛でエギに抱きつきやすく、初心者でも釣果を出しやすい、一年でいちばんやさしいシーズンです。
この記事では、秋イカの時期・エギの選び方・釣り方のコツを、初心者向けにまとめます。
秋イカとは?|春との違い
アオリイカには、年に2回チャンスがあります。
- 春(4〜6月):産卵で接岸する大型の親イカ。数は少ないが1kg級も(春イカ釣行記はこちら)
- 秋(9〜11月):その年に生まれた新子の数釣り。サイズは小さいが、とにかく釣れる
春が「一発大物狙い」なら、秋は「数で楽しむ」季節。エギへの反応が素直なので、エギングの基本を体で覚えるのに最適です。僕も、エギングの楽しさに火がついたのは秋の数釣りでした。どのくらい簡単かは、後半の実体験(初心者の同僚が入れ食いした話)を読んでもらえれば伝わると思います。
秋イカの時期|9月・10月・11月で変わる
- 9月:シーズン開幕。まだ小さい個体が多く、数釣りの練習にぴったり
- 10月:ベストシーズン。サイズと数のバランスが一番いい
- 11月:個体が育って良型まじり。水温が下がるにつれ深場へ移動していく
「10月の堤防」が、初心者にとっての黄金の組み合わせです。
秋イカのエギ選び|2.5〜3号が基準
春は3.5号が基準でしたが、秋は一回り小さい2.5〜3号が基準です。相手が小さいので、エギも小さく。9月は2.5号、10月以降は3号、良型を狙うなら3.5号も混ぜる、という使い分けが分かりやすいです。
カラーの考え方は春と同じでOK。
- 朝夕マズメ:ケイムラ系
- 日中:ナチュラル系
- 夜:グロー系
1色で粘らず、ローテーションして「その日の当たりカラー」を探しましょう。詳しくはエギの選び方にまとめています。
秋イカの釣り方|テンポよく、広く探る
基本の動作は「シャクって、沈めて待つ」。ここは春と同じです(動かし方の基本はシャクリ方の記事でどうぞ)。
秋ならではのコツは3つ。
① テンポよくランガンする|新子は好奇心旺盛。いるところにはすぐ反応があります。数投して反応がなければ、どんどん移動しましょう。
② 「見えイカ」を探す|秋は、堤防の際や藻の上にイカの姿が見えることがよくあります。見えイカにエギを投げて、追ってくる様子が見えるのは秋ならではの面白さ。ただし、見えているイカはスレやすいので、イカの少し先にキャストして自然に見せるのがコツです。
③ フォールをしっかり待つ|イカがエギを抱くのは、ほとんどが沈んでいる最中。シャクったあとに慌てて次のシャクリに入らず、糸ふけの変化に集中してください。
実体験|教えていた初心者のほうが釣れた秋の堤防
「秋イカは簡単」を、身をもって実感した釣行があります。
秋の出張の合間、休みの日にパックロッドを持って、エギング初心者の同僚と堤防へ行ったときのこと。僕が、シャクリ方・キャストのコツ・エギのアクションをひととおりレクチャーしていたのですが——教えているそばから、同僚のほうがポンポン釣り上げていくんです。
挙げ句の果てには、「秋の新子はただ巻きでも釣れるらしいよ〜」なんて話しながら、「こんな感じで、ただ巻いて…」と実演していたら、本当にその場で釣れてしまって、自分でもびっくり(笑)。
これこそ、秋イカのやさしさの証拠だと思います。難しいテクニックを覚える前に、まず釣れる。その一杯が自信になって、エギングがどんどん楽しくなる。「始めるなら秋」と僕が言い切るのは、こういう体験があるからです。
小さすぎる個体はリリースを
秋の新子は、胴長10cm程度の小さな個体も釣れます。あまりに小さいものは、来春の親イカになる大事な資源。「小さい子は海に返す」を心がけると、来年もまた楽しめます。地域によってはサイズ制限のルールがある場合もあるので、釣り場の看板などもチェックしてみてください。

タックルは春と同じでOK
ロッド・リール・ラインは、春のエギングとまったく同じで大丈夫です。僕はいつものシマノ セフィア+PE0.6号。これから揃える人は、エギングロッドの選び方とリールの選び方を参考にしてください。
秋イカのよくある質問(Q&A)
Q. 秋イカは日中でも釣れますか?
A. 釣れます。むしろ秋は、日中に堤防の際や藻場でイカの姿を探す「見えイカ探し」が成立する季節です。基本はやはり朝夕のマズメが有利ですが、日中しか行けない日でもチャンスは十分あります。日差しが強い時間は、影になっている場所や少し深い場所を探ってみてください。
Q. 1日でどのくらい釣れますか?
A. その日の群れ次第ですが、秋の数釣りは「ツ抜け(10杯超え)」という言葉があるくらい、群れに当たれば連発します。逆に言えば、釣れないのは腕よりも「イカのいない場所で粘っているだけ」のことが多い。テンポよく移動して、反応のある場所を探し当てるのが数を伸ばすコツです。
Q. 秋イカは食べてもおいしい?
A. おいしいです。小ぶりな新子は身が柔らかく、刺身でも天ぷらでも絶品。持ち帰る分だけキープして、小さすぎる個体は来春のためにリリースしましょう(締め方・捌き方はこちら)。
まとめ|秋はエギングデビューの絶好期
- 秋(9〜11月)は新子の数釣りシーズン。初心者に一番やさしい
- エギは2.5〜3号を基準に、カラーローテーション
- テンポよくランガン+フォールをしっかり待つ
- 小さすぎる個体はリリースして来春につなげる
「初めての1杯」を釣るなら、秋がいちばん近道です。この秋、ぜひエギングデビューしてみてください。基本から知りたい方はエギング入門もあわせてどうぞ。
それでは、よい釣りを。シオカゼでした🦑



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